3-4. 真核生物の転写制御
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1) エンハンサーと転写制御因子
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組織・時期特異的な転写制御因子は、特定の組織や特定の時期にある遺伝子が発現する現象に関与する
ホルモン、熱、薬物などの誘導要因によって転写が誘導される場合、かかわるエンハンサーを応答配列といい、そこには誘導要因によって直接あるいは間接的に活性化された転写制御因子が結合する 転写制御因子の構造と作用
因子によっては因子を活性化する低分子のリガンドが結合する領域、あるいはタンパク質相互作用領域をもつ DNA結合領域と転写活性化領域は比較的独立に働かせることができるため、異なる因子に由来する部分を結合させて、人為的な融合転写因子をつくることができる memo: エンハンサーRNA
エンハンサー部分から双方向に転写されるlncRNAの一種で、転写活性化に効く 2) 制御のメカニズム
コファクターのうち活性化に効くもの
コファクターのうち抑制に効くもの
これらは転写制御因子の機能を発揮させるために必要な因子で、特定の転写制御因子と結合し、その機能を補助する
memo: HATとHDAC
多数のタンパク質からなる巨大複合体で、多少のバリエーションはみられるものの基本的に細胞に1種類存在する